「子供ができない」から辛いと思う原因と対処方法
はじめに
この記事を見られているあなたは、子供ができないことで”つらい”などの負の気持ちで、頭の中がいっぱいなことと思います。
不妊症とは
日本産婦人科学会では、「不妊」とは妊娠を望む男女が避妊をしないで性交しているのにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。
一定期間とは1年というのが一般的であると定義しています
原因とは
♂男性側の要因
精子の数が少ないなどの造成機能障害、射精しても精子が排出されていない精路通過障害、勃起不全などがあります。
♀女性側の要因
・女性ホルモンなどの変化により排卵されない排卵障害
・卵管の炎症や詰まる卵管因子
・粘液の分泌がすくなかったりすることで精子が貫通されにくい頸管因子
・精子を異物だと認識してしまい免疫の力で精子を攻撃してしまう免疫因子
・筋腫などによる子宮因子
などがあります。
○原因不明
どんなに検査しても明確な原因が判明できないケースもあります。
原因が分からないことほど恐ろしいものはないかもですね。
そもそも子供ができないと、なぜ辛いと思うのか?
●パートナーに申し訳ない
やはり一番の理由はこれなのかなと思います。
大好きな彼に「子孫を残してあげたい」、「喜ぶ顔を見せたい」、「子供を抱かせてあげたい」、「一緒に子育てして幸せな家庭を築き上げたい」! etc…
まず、自分の事よりも結婚相手を気遣ってしまうのではないでしょうか?
●自分の親に申し訳ない
私をここまで大切に育ててくれた両親に「孫の顔をみせてあげたい」。
最近では親子の距離が近い分、尚更このような気持ちになりやすいのかもしれません。
●両親からのプレッシャー
逆に、孫を早く見たいという両親からの「子供はまだね?」などの言葉。
両親はなにげない発言なのでしょう。しかし不妊で悩む夫婦にとっては心をズタズタにされるようなナイフと化してしまいますよね。
●同僚・上司・友人などからのプレッシャー
これは本当に多いのではないでしょうか。少し人間関係に距離がある分、容赦なくズカズカと攻めこんできます。特に、スムーズに結婚~出産に至った方に関しては非常に多いように見受けられますね。
●我が子を抱きたい
理由なんてない。
あたりまえのように誰かと結婚し、子供を産んで・・・それが自然の流れでしょ。
今まで不妊なんて考えたこともなく、結婚したら自然と子供ができるものだと疑いもしなかった。その反動で、上手くいかないことで、辛くなりますよね。
このように、ただただ、子供に出逢いたい純粋な気持ち。
●歳をとると頼れる人がいない
老後、子供が近くにいてほしい。孤独は嫌だ。
●どんどん周りは出産していく現実
頭では人と比べるのはいけないことと分かってはいるものの・・・
後から結婚した人たちからのご懐妊の報告、授かりました婚などを目の当たりにすると自らを責めてしまう
悩みの対処方法
はっきりいって人それぞれである。
自分で対応するのか、外的要因(周囲)を変えるのか。
だけれども、同僚や友人といった自分以外の人の考え方を変えるのはなかなか難しいことでしょう。
「私、不妊症なんです」と友人や同僚にカミングアウトしてしまえば、少なからず「子供はまだ?」などの無神経な発言は少なくなるでしょう。
しかし、実践できる人はごく少数であり、それができる方は、おそらくこのブログは見ていないであろう。
ブログ著者である私は、約10年間の壮絶な不妊治療生活により様々な辛い思いをしました。誰にも相談しなかった・・・。いや、できなかった。
不妊治療にかかる金銭面もたしかに辛かった・・・しかしそんなお金はどうでもよかった。ただただ子供が欲しかった。
本当に辛くなったときは旅行に行きました。現実から離れたかったから。
それでも、ふとしたときに考えてしまいました。
結局のところ、とことん「子供ができない状況」と向き合いながら生活してきたように感じます。よっぽどのことでないと忘れることなんてできない。
忘れられなかったからこそ、色々なことを調べ取り組むことができたのも事実です。
私だけでないこと忘れない
6~7組に1組の夫婦が不妊に悩んでいるというデータがあります。
実際に、不妊に特化した専門的なレディースクリニックには多くの方が受診・治療されています。待合室は、似たような境遇の方々がたくさんいました。
また一般の産婦人科にも、実は妊婦さんだけでなく不妊に悩む方の相談・治療者が少なからずいます。
辛いと「なんで私だけ・・・」と、このような思考に陥ってしまいがちです。
決して「私だけ・・・」ではない!。
最後に
ここまで読んで頂きありがとうございます。
なにげなく昔のことを思い浮かべているうちにブログに書き留めていました。
なんのメリットもない記事かもしれませんが、将来こうして振り返ったときに、その瞬間ごとに”できる限りのこと”を実践できていたのなら、どんな未来が待ち受けていようが前向きに生きていけるような気がします。